昭和7年建築の重厚な門構え、しまなみ海道サイクルロード沿いの広大な山林付き古民家
愛媛県今治市石井町に位置する、昭和7年(1932年)建築の木造二階建て住宅です。この物件は、かつて法人の事務所兼邸宅として使用されていましたが、現在は3年前から空き家となっています。厳密な古民家というほどではありませんが、現在では入手困難な屋久島杉の一枚板など、貴重な材木が使用された、しっかりとした構造の建物です。特に印象的なのは、重厚な門構えで、当時の建築の風格を今に伝えています。
物件の特徴として、広大な土地を有しています。宅地部分は約600坪(約1,982平方メートル)で、雑種地や山林を含めた全体の敷地面積は1万平方メートル以上にもなります。ただし、建物は老朽化が進んでおり、雨漏りや床の一部が朽ちている箇所があるため、修復やリノベーションが必要です。取引条件は「現状有姿」および「公簿売買」となります。
最大の魅力はその立地です。物件は、世界的に有名なサイクリングルート「しまなみ海道」につながるサイクルロードの沿線に位置しています。愛媛県と今治市は、家の前の道路で昨年から自転車道の新設工事を進めており、サイクリング環境がさらに向上しています。今治駅としまなみ海道の大橋の中間に位置することから、「サイクリングターミナル」としての事業利用や、自らのサイクリング基地としての居住など、多様な活用が考えられます。サイクリングブームの追い風も受け、将来性のある土地と建物です。
この地域は、美しい瀬戸内海の景色と豊かな自然に恵まれています。物件から約3.4kmの距離には、国の史跡にも指定されている「今治城」があります。日本三大水城の一つに数えられるこの城は、堀に海水を引き込んだ珍しい構造で知られ、天守からは瀬戸内海の多島美を一望できます。城下町の風情を残す今治市は、造船の町としても発展し、海と歴史が調和した独特の文化を育んでいます。